Mrs. GREEN APPLEのL.P歌詞解釈!

歌を聞いているとポップな感じがしますが、歌詞に注目するとかなり深刻で重い感情を描写している歌でそのギャップに驚かされます。L.PとはLove personの略だそうです。
そんなギャップのあるMrs. GREEN APPLEのL.Pを考察していきたいと思います。
いくら嫌いになろうとしてもなれないよという主人公の声を表現しています。
吊り橋が壊れ始める。この表現は吊り橋効果の吊り橋と捉えるとました。
つまり、互いのことを第一印象で気になって好意を持っていた。
しかし、互いのことを徐々に知るようになって少しづつがっかりして好意が薄れて行く事を表現しているということです。
主人公と相手は付き合い始めてカップルだと考えました。
もし相手の人にこれ以上自分のことを知られて、がっかりさせたくない、もしくはさせるかもしれない。
それなら、互いに好意を抱いていた状態で、今すぐ別れてしまった方がマシだ。
主人公は過去に自分のことが嫌われて、人に自然体を見せることに恐怖しているんだと思います。
見捨てられてしまうんじゃないかという不安から何回でも愛情表現をしてほしい。という気持ちが伝わってきます。
相手が自分を想ってくれる優しい言葉もうれしい反面、本当の自分を相手に見せていないので、罪悪感から心を引き裂かれるんだと思った。
もしくは、自分のことを励ましてくれるのはうれしいけど、主人公と同じ体験をしたわけではないので、元気づけるつもりがたまに傷つく考えを無意識に言葉にしてしまうことが原因かもしれないです。
相手の人にふさわしい人が出てくるんじゃないか?
いつか私との思い出も嫌になっちゃうんじゃないか?と、さらなる不安が生まれます。
自分のそばにいて、何回だって抱きしめて欲しい。
このままの関係だと、あなたの事も嫌いになってしまう。
自分の振り返りたくないコンプレックスを苦しみながらも、目を向けて生きていくのは辛いな。
死にたくなるほど辛いのでいつまでも抱きしめていて欲しい。
あなたに救われているようで、本当は愛に満足できず、常に飢えていることを表現しているんではないかともいました。
最後の歌詞で初めて自分が求めるだけではなく、相手を愛す、救うなどの表現が出てきました。
これは自分が求めるだけでは、人の心の穴は埋まらない。
相手の心を満たそうと愛してあげたり、救うことによって自分の心が埋まるんだよ。というメッセージがあるんだと思った。